おむえす

脳に栄養を

カウンセリングマインド

退院後一ヶ月の様子

術後一ヶ月を迎えた。 私の左ひじはチタン合金の人工橈骨頭が入っている。 術前までは何とか整復を目指し、自己骨で頑張っていたのだが接がることはなく、溶けていった。 創部は皮膚に戻り、生々しい傷跡を残している。 術後の経過は、前回よりも痛みが少な…

格致日新を心に

格物致知。 物事の本質や真理を探究し極めていくことである。 「格致」はその略であり、「日新」は日々新たにという意味である。 「格致日新」とは、日々新たに物事の本質や真理を探究し、常に極みを目指し向上するものである。 しかし、出典元があやふやで…

統合失調症患者への就労支援とカウンセリング

職場復帰を果たした日のカウンセリングで一ヶ月ぶりのクライエント(Bさん)と面談した。 Bさんは20代の統合失調症罹患者である。 症状は安定しており、症状に悩まされることは少ない。 集団療法が功を奏し、症状の軽減と社会復帰を実現した。 Bさんは高…

ナースの資質

入院10日目。 痛みはかなり落ち着いてきたので、今日退院できるだろう。 というか、昼までに職場に行かなければいけない状況である。 退院できなければ強行外出である。 担当してくれている看護師が、とても能力が高い。 能力といっても、看護技術ではない…

ミラクルクエスチョンで問題解決

「資金がいくらでも自由になるなら、どう会社を経営するか考えてほしい」 ベン・ホロウィッツ著の「HARD THINGS」はハッとさせられる言葉が散りばめられている。 CEOとしての苦悩の日々をつづった同書は、我々に生きるヒントを与えてくれる。 心理領域から拝…

適応するために必要なこと

入院9日目である。 朝起きて最初にやることが、相場の確認になっている。 証券会社に勤める友人が言っていた。 「ぐっすり眠れる日なんてない。マーケットが世界で開くたびに、チェックするため目が覚めるんだ」 見るからに抑うつ状態であったため、仕事の…

朝井リョウ「何者」とモラトリアム

入院8日目。 朝井リョウ著の「何者」を読む。 朝井氏は「桐島~」だけしか読んでいないのだが、この小説を手にしたときに、何となく不安を感じた。 数ページ読んだところで、内面に突き刺さる鋭い棘がささったような感覚を覚えたのである。 ストーリーを簡…

救急入院の初期対応

入院生活7日目。 ついに一週間である。 博多駅にNEMちゃんうちわもらいに行きたい。 病院が救急指定を受けているので、深夜は救急車のサイレンが絶えない。 日中も遠くで鳴っている気がするほどだ。 音というものは思考に影響を及ぼしやすい。 特に私は…

スキマの研究

「人がやりたがらないことをやる」 前職はやや特殊な診療科であった。 その病院本部はパイオニア的存在であった。 会長はまだご存命だろうか。 法人一同が会する学術集会の基調講演で、会長が述べたのが冒頭のセリフである。 某旧帝大の医学部を卒業後、会長…

求道

9月10日は弓道の日らしい。 高校時代弓道部に所属し、二段まで取得できた。 その中でも910を弓道と読む心の豊かさはなかったように思う。 弓道は求道であると考えている。 対峙するのは己自身であり、結果は求めない。 競技としての弓道大会はあるのだ…

リワークプログラムの展開

復職グループ(リワークプログラム)を実施している。 そのプログラムの一つに、心理の実習生と共に行う認知行動療法がある。 従来SST(社会生活技能訓練)を行っていたのだが、対象者を選定して論理的思考を身に着けるワークを本年度から展開している。 一…

エンデル・タルヴィングによるエピソード記憶

朝晩の風が涼しくなり、時に明け方凍えるほど体が冷えてしまっている。 かつてこのような夜風の明朝に、バスフィッシングをしていた。 日中気温が上がることを見越して、秋の装いをしてロッドを振っていたものだ。 水温は気温よりも暖かく、明るくなるにつれ…

自己覚知が知覚でメタ認知?

実習生を指導していると、「自己覚知」という言葉が思い起こされる。 精神保健福祉士では自己覚知として学習したが、他領域では「自己知覚」であったりする。 もうすこし狭義にすると「メタ認知」であろうか。 あまりに自己覚知言い過ぎで、ゲシュタルト崩壊…

ソクラテス式問答法でカウンセリングを展開する

ソクラテス式問答法はご存じだろうか。 ソクラテスといえば、哲学の祖として名高い。 かのプラトンの師である。 生きていく上では、「ソクラテス、古代ギリシャの哲学の祖、無知の知」という三点だけ覚えておけば、対人関係や話題で困ることはない。 よりよ…

小銭拾いの真実

日付の変わるころ、@37.0を突破したXEMのお祭りを羨ましく思いながら眺め、眠れぬ夜を過ごした。 一夜明けると、利確に動くZaif民の動きの大きさに驚いた。 ここは辛抱のしどころかと思うが、リスクは少なくしたいという気持ちはよくわかる。 リスクを取れ…

カウンセリングで行き詰った時の隠されたヒント

カウンセリングの中で行き詰ることがある。 症状が改善しないのだ。 「気持ちが前向きになりません」 そうおっしゃられる。 カウンセリングの目標は何であろうか。 職場復帰、学校へ行きたい、落ち込んで苦しい。 眠れない、食欲がない、動けない。 人により…

夏休みの宿題は先にやるのかまとめてやるのか

ツクツクホウシが鳴いている。 夏も終わる。 そういえばヒグラシの鳴き声を聴かなくなったような気がする。 近隣の学校は二学期が始まったようだ。 幼少の時分、二学期とは九月から始まるものであった。 気候や休みの配分により、8月末から始まるのは賛成で…

信用は取り戻せるのか

失ってしまった信用は取り戻せるのか。 答えは簡単である。 取り戻せない 私も最近になっていくつもの信用を失った。 というか、加害者によりそうさせらている。 信用とは個人を形作る構成要素の一つであろう。 相手が自分を見るときに、その部分は傷つき壊…

統合失調症ではなかった統合失調患者のお話し

以前治療援助をした方から連絡が入った。 また体調を崩したのかと憂慮したが、そうではなかった。 来月より某大企業の短時間正社員として採用されたという報告であった。 私がその方(A子)と出会ったのは、心理検査の依頼であった。 エキセントリックな服装…

卵かけごはんと自閉症スペクトラム

卵かけごはんの一時的な盛り上がりは何だったのだろうか。 TKG 特集本まで出される始末であり、専用かけ醤油は未だにスーパーに並んでいる。 熱しやすく冷めやすい。 国民性でもあり、大衆迎合社会の副産物ともいえる。 押しなべて周囲に合わせることが必要…

苦しい時にこそ『置かれた場所で咲きなさい』を読む

入院中に何度も何度も読み返した本がある。 以前も読んでいたはずだが、不思議と心にしみた。 年齢を重ねた経験がそうさせるのか、理解力が養われたレディネスなのかはわからなかった。 三度ほど読み返した後、当時大切にしていた友人に送った。 一緒に読ん…

残暑の空を見上げて余暇について考える

職場へ向かう電車は空席が目立ち、まだお盆休暇の余韻を感じる。 日本各地を襲う豪雨の影響は、通勤路にも見え隠れしており、ひっくり返った側溝の蓋が雨の強さを物語っている。 駅を一歩踏み出すと澄み渡る青空が広がっており、残暑の始まりを告げていた。 …

私という誰か

自分が何者であるか。 ふとした時に病魔のようにこの感覚が忍び寄ってくる。 何のために生き、何を目指しているのか。 不安で押しつぶされそうになり、胸をかきむしりたくなる。 このような不安を、「実存的不安」と呼ぶ。 哲学の世界ではこの不安を学術的に…

聴く技術の4パターン

みなさんこんにちは 人の話を上手に聞くことは、人間関係を構築するうえで大切なことです。 自分の意見を述べることも同じように大切なのですが、今回は聴く技術についてお話します。 あなたは聞き上手でしょうか??

苦しみを飲み込むカウンセリング

みなさんこんにちは カウンセリングで何が起こっているのかと疑問に感じることがあると思います。 カウンセリングの目的は? どうして効果があるの? 今回はカウンセリングで起こっていることの一つ、「飲み込む」ということについてお話ししたいと思います。

カウンセリング前で知っておく3つの心構え

みなさん、こんにちは 一人で考え事や悩み事をすると、どうしてもネガティブな方向に考えが行ってしまいがちです。心の悩みを解消したり、これからの人生を豊かにしたりしていくために、カウンセリングを活用する方が増えています。 しかし、カウンセリング…

よいカウンセラーに出会うための3つのポイント

みなさん、こんにちは カウンセリングはあなたの人生を豊かにするものです。そのための伴走者であり支援者であるのがカウンセラーです。1人で悩んで闇雲に頑張るよりも、カウンセラーと共に治療を進めると、問題は早く解決するものです。すこしでも疑問に思…

カウンセリングが進まない時の5つのヒント

みなさん、こんにちは カウンセリングをしていると、なんとも行き詰る感覚を覚えることがあります。 クライエントの問題が明確にならないもどかしさを感じ、波長がなかなか合わない… そんな、閉塞的な雰囲気のなかで、カウンセリングが息苦しくなってくるの…