笑顔のメリットとデメリット
組織維持のための組織はいらない
新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
Photo by Brooke Lark on Unsplash
体調不良で寝込んでいたものの、なんとか新年を無事に迎えることができた。
あれから身体化がさらにすすみ、風邪は治らないし、背中が痛み始めた。
ストレスに弱い自分を情けなく感じるのである。
咳のし過ぎなのかもしれないし、人工骨頭の影響なのかもしれないが、左の肩甲骨付近にギックリ腰のような痛みを感じており、ちょっとした動作でズキッと痛む。
結局動けなくなり、痛み止めを飲み続ける年末年始であった。
しかし、採用活動の結果、何とか人材の確保が叶った。
続きを読むメンタルヘルス・ファーストエイド
オーストラリアではメンタルヘルスに問題を抱える人に対して、一般市民が受講できる12時間の講習を行っている。
これはメンタルヘルス・ファーストエイドと呼ばれ、心の問題に対する応急処置となっている。
心理的危機が生じたときに、専門家にかかる前にどのような支援を行うか、どのように行動すべきかを示した非常に有効なツールと言える。
日本でも導入は進んでおり、メンタルヘルス・ファーストエイドの日本版が「こころの処置応急マニュアル」としてMental Helth First Aid Japan が普及・啓蒙を行っている。
こころの応急処置マニュアル | Mental Health First Aid Japan
福岡県北九州市では、九州大学との連携のもと、市民に対して広報しており、九州大学の加藤隆弘先生と岩手医科大学の大塚耕太郎教授らは職員に対する短時間のツールを開発し、パイロット研究で効果を得たと発表した。
こころの応急対応 (メンタルヘルス・ファーストエイド)の紹介 | 北九州市 いのちとこころの情報サイト
オーストラリアでの対応原則は次の5つである。
続きを読む集団療法の専門家としての終わり
職場が緩やかな閉鎖に向かっている。
病院長の高齢化による体調悪化が第一の原因である。
体調が悪化し、外来診療を減らせばよいのだが、後継者がいない。
真実のほどは定かではないが、お子様は本人たちの希望を尊重し、医師の道を強制させることはしなかったという。
そのため、お子様たちは他の分野の専門家として活躍されている。
第二の要因としては、時代の波にもう着いていけないということである。
私が入職した当時よりメディア戦略を展開したかったのだが、病院長の矜持は「必要な人へだけ最高の医療を行う」ことであり、有象無象を相手にする気はなかった。
患者は紹介のみを受付け、完全予約制で診療を続けてきた。
自社サイトの提言は受け入れられることはなかったのだ。
現代では、医療は選ぶものであり、その物差しに並べられないので当院が選ばれることは少ない。
最高の精神科医療を提供してきたという自負もあり、治療はしっかりと終結していくので、外来患者は自然減である。
また、障害者総合支援法のバラマキ施策によって、医療における集団療法は息も絶え絶えである。
続きを読む伝えたいことは正確に
職業人としての生活を続けていると当たり前になってくることがある。
例えば専門用語の使用などは好例である。
看護師であれば「頻回」という言葉をよく使用する。
読んで字のごとく、頻繁な回数のことを頻回というのだが、正しい言葉なのかは疑問である。
調べてみるとWeb辞書には登場しているかつ、文学の中でも使用されているので日本語として正しくないとは言えないが、医療関係者以外には伝わりにくい言葉である。
専門用語を使わなくても、相手に当然伝わるだろうという言葉が伝わらないことが往々にして存在する。
コミュニケーションは共通言語でありながらも、その言葉に内包される意図を正確に伝えることは難しいのである。
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