おむえす

脳に栄養を

精神症状・医療情報

格致日新を心に

格物致知。 物事の本質や真理を探究し極めていくことである。 「格致」はその略であり、「日新」は日々新たにという意味である。 「格致日新」とは、日々新たに物事の本質や真理を探究し、常に極みを目指し向上するものである。 しかし、出典元があやふやで…

統合失調症患者への就労支援とカウンセリング

職場復帰を果たした日のカウンセリングで一ヶ月ぶりのクライエント(Bさん)と面談した。 Bさんは20代の統合失調症罹患者である。 症状は安定しており、症状に悩まされることは少ない。 集団療法が功を奏し、症状の軽減と社会復帰を実現した。 Bさんは高…

救急入院の初期対応

入院生活7日目。 ついに一週間である。 博多駅にNEMちゃんうちわもらいに行きたい。 病院が救急指定を受けているので、深夜は救急車のサイレンが絶えない。 日中も遠くで鳴っている気がするほどだ。 音というものは思考に影響を及ぼしやすい。 特に私は…

リワークプログラムの展開

復職グループ(リワークプログラム)を実施している。 そのプログラムの一つに、心理の実習生と共に行う認知行動療法がある。 従来SST(社会生活技能訓練)を行っていたのだが、対象者を選定して論理的思考を身に着けるワークを本年度から展開している。 一…

エンデル・タルヴィングによるエピソード記憶

朝晩の風が涼しくなり、時に明け方凍えるほど体が冷えてしまっている。 かつてこのような夜風の明朝に、バスフィッシングをしていた。 日中気温が上がることを見越して、秋の装いをしてロッドを振っていたものだ。 水温は気温よりも暖かく、明るくなるにつれ…

カウンセリングで行き詰った時の隠されたヒント

カウンセリングの中で行き詰ることがある。 症状が改善しないのだ。 「気持ちが前向きになりません」 そうおっしゃられる。 カウンセリングの目標は何であろうか。 職場復帰、学校へ行きたい、落ち込んで苦しい。 眠れない、食欲がない、動けない。 人により…

統合失調症ではなかった統合失調患者のお話し

以前治療援助をした方から連絡が入った。 また体調を崩したのかと憂慮したが、そうではなかった。 来月より某大企業の短時間正社員として採用されたという報告であった。 私がその方(A子)と出会ったのは、心理検査の依頼であった。 エキセントリックな服装…

私という誰か

自分が何者であるか。 ふとした時に病魔のようにこの感覚が忍び寄ってくる。 何のために生き、何を目指しているのか。 不安で押しつぶされそうになり、胸をかきむしりたくなる。 このような不安を、「実存的不安」と呼ぶ。 哲学の世界ではこの不安を学術的に…

標準化と変化と

最初に働いた職場も病院であった。 今のような心理士の仕事ではなかったが、地域の中堅病院の総務事務として入職した。 時は「病院医療機能評価機構」といういわば高級官僚の天下り先とささやかれる認定機構が全盛期の時代であった。 当時はどこの病院も躍起…

苦しみを飲み込むカウンセリング

みなさんこんにちは カウンセリングで何が起こっているのかと疑問に感じることがあると思います。 カウンセリングの目的は? どうして効果があるの? 今回はカウンセリングで起こっていることの一つ、「飲み込む」ということについてお話ししたいと思います。

ジャムの選択

みなさん、こんにちは 最近、シーナ・アイエンガー著の「選択の科学」を読んでいます。 医療業界においてインフォームドコンセントがインフォームドチョイスに変化したのは、もうふた昔前ではないでしょうか。 選択の自由が自己肯定感や自己有用感に繋がるこ…

トランスジェンダー

みなさん、こんにちは 研修のシェア 臨床心理士は認定資格で、国家資格ではありません。 来年度には「公認心理士」が国家資格化され、心理士というものが公に認められることになるわけです。 この公認心理士はまだまだ要件など検討段階ではありますが、「公…