おむえす

脳に栄養を

友達を作るということ

良好な対人関係を築いていくのは、思ったよりも難しいことである。

 

孤独は嫌だが、対人関係で頭を悩ませたくはない。

 

どんな人との付き合いを継続したらよいのだろうか。

 

付き合いを続けるためには、何に気を付けていけばいいのだろうか。

f:id:psycocoro:20181023091927j:plainPhoto by Luca Baggio on Unsplash

あなたが学生であれば、共通の話題を持てる人を探そう。

そのような人物と時間を共にすることにより、生涯の友を得ることができる。

もし現在友人が居なくても、ひとつも気にすることはない。

あなたのことを理解できる人間が周囲にいないだけだ。

 

高次教育になるに従い、周囲の人間は似たものが集まるようになる。

知的水準が近く、興味の範囲が似てくる。

そのような集団であれば、ありのままの自分に近い行動をすることに問題は少なく、対人関係も築きやすい。

高校後は、集団を構成する年齢に幅が出てくる。

社会に出ればなおさらだ。

今友人が居ないと感じていてもまったく気にしなくていい。

これから作ればよい。

友人が必要ないと強く思うのであれば無理強いはしないが、研究結果で良好な人間関係を持っている人の幸福度は高く、健康度や寿命にも優位差が出ているので、少し努力してみることをおすすめする。

 

あなたが友達と思っている人を思い浮かべよう。

友達がいない人は、友達となりたい人を思い浮かべてほしい。

または、電話帳に登録している人を見てみるだけでも構わない。

 

友達には二種類のタイプがいる。

学生の頃の友人など、長い時間を共にした友達と、仕事や趣味などから比較的短期間で築いた友達である。

 

前者はしばらく連絡を取っていなくても、会う機会があれば垣根無く友人関係が思い出されるタイプの人間関係である。

後者は、連絡が密でないと疎遠になったと感じやすいタイプの友達となる。

 

旧知の友人は、あなたにとってストレスフルな存在かどうかを見分けよう。

あなたのこと容姿や外見をからかうような人物とは、お付き合いを避けよう。

あなたにとって安心できる相手であれば、相手のために出来ることはないか尋ねてほしい。

 

比較的新しい友人は、一緒に未来の話ができるのかどうかを見分けよう。

悪口や批判ばかりの人物と付き合うことは、あなたをネガティブ思考に陥らせてしまう。

現在の話をもとに未来の話を語り合える仲間かどうか考えてみてほしい。

よい友人関係を維持したいのであれば、定期的に様子を聞いてみるだけでよい。

相手の意識にあなたの存在を認識してもらっていることが重要となるのだ。

 

 

新しく友人を作るにはどうしたらよいか。

友人の定義は難しい上に、個々人の感覚によるところが大きい。

ここでは、職場や学校などの集団場面以外でも個人的な交流がある相手を友人と呼ぶことにする。

新しい友人を作るには、相手のことを尋ねることである。

どんなことを考えており、何を楽しいと感じているのか。

趣味の話題や出身地などでもよい。

とにかく相手の話に耳を傾けよう。

あなたの個人的な意見をそこに挟む必要はない。

同意し、興味があることを示すのだ。

次に会ったときは、その時知りえたことを話題にすることができる。

一番最高な方法は、相手が望むことを手助けできることである。

相手が何かを成したいと考えており、あなたはそれを手助けできる手段や、そのような人脈を持ち得ているのであれば、申し出てみよう。

感謝はあなたへの好意を高める最高のスパイスになる。

 

人生を豊かにする友達とは、長い時間を共にした気の置けない旧友と、未来の話ができる気が合う友人のことである。

極端な話、それ以外の友人とは付き合っても付き合わなくても大差はない。

どちらでもない友人とは疎遠になっても失うものが少ないのである。

何となく友人と考えているような人物にストレスを感じながら付き合うよりは、新しい人間関係にチャレンジするほうが有意義な時間が使えることを知っておこう。