おむえす

脳に栄養を

完全無欠コーヒーで完全無敵

仕事に身が入っている反面、自身の時間管理がマネジメントできておらず、仕事と家事に忙殺されている気分になる。

毎日のルーティンに対する意欲が低下しているのか、タイムコントロールがうまくいかないのだ。

仕事に対しては新人教育を含め、脳がフル回転しておりパフォーマンスは上がっている。

その反動なのか、家事をしているときに手が止まることがあるのだ。

 

これでは自分の時間を持つことができず、疲弊してしまうかもしれない。

 

ホワイトデーのお返しを探していた時、ふと目に留まった商品があった。

 

ギー・イージー 200g

ギー・イージー 200g

 

 なんかおしゃれだし、これでもいいかと思い「ギー」について調べてみた。

 

『完全無欠コーヒー』

 

えっ!?

何その破滅的なネーミングセンスは。

もう気になって仕方がない。

続きを読む

主夫の黒おでん(風)のススメ

抑うつ状態を主訴とするクライエントの話をお聴きしていたところ、ご主人の家事への協力がなく、孤独感を感じているということであった。

クライエントは専業主婦で、子どもの世話や家事を一手に引き受けているという。

ご主人は会社経営者であり、零細企業を運転しているため金銭管理にシビアな面を持ち、月々の生活費は支給制であった。

クライエントは自由がないままに不満を募らせ、夫婦間の諍いが絶えず、怒鳴られる日々を送っていたという。

ある日、全く家事に対する意欲が起きず、家事が手につかなくなり何もできなくなってしまい、カウンセリングを開始したのだ。

 

ご主人はカウンセリングへの同席はされず、離れた駐車場の車内で待機されていた。

クライエントの許可を取りご主人と話したところ、家計の食費や水道光熱費が高くやりくりができていないこと、幼少時のトラウマがあり家事をすることが我慢ならないことが確認できた。

クライエントは希死念慮があったため、現在の状態を受け入れてもらうことと病状の危険性を話し、少しだけでも家事を手伝ってもらうよう依頼したのである。

 

さて、主婦の皆様方からするとこのようなケースに驚くのではないだろうか。

そもそも「協力」などと言っている時点で、家事は女性の仕事であり、男性は補助的な役割と思っているように聞こえないだろうか。

 

私は兼業主夫である。

主夫業は楽しく、できる範囲で行っている。

できないことは仕方ないのだが、家内の雷が落ちることはホルモンバランスが崩れると起こる避けようのない恒例行事となっている。

特に楽しいのは料理である。

続きを読む

一呼吸おいてからの一言がカウンセリングでは重要である

AI手法の進歩は目覚ましいものであり、今度は東京大学てんかんの脳波を検出するAIを開発したという。

http://www.h.u-tokyo.ac.jp/vcms_lf/release_20190131.pdf

先日もAIのお知らせをしたのだが、医療が革新的に進歩していく予感である。

 

さて、今日のお話は「一呼吸入れる」ということである。

クライエントへの対応は、まさに「今ここで」の出来事である。

クライエントの訴えに対して適切な対応や、素早い判断を下す必要がある。

特に、医療機関においては症状であるかどうかの鑑別を即座に行いながら面接を展開していく。

 

例えばこのような事例を見てみよう。

主訴「最近熱っぽい」

クライエント「なんだが熱っぽくて、体がだるくて頭もボーッとしてます」

セラピスト 「今日も熱っぽいですか」

クライエント「はい。朝から熱っぽくて、呼吸もしづらい感じがします」

セラピスト 「測ってみましたか」

クライエント「朝は37.2℃でした」

セラピスト 「風邪かもしれませんね。インフルエンザも流行っていますので病院を受診されてみてください」

 

さて、何の問題もないこのやり取り、どこに改善点があるのだろうか。

続きを読む

自閉スペクトラム症や統合失調症の発症に関わる脳内ネットワークの推定をAIで行う研究

タイトルからしてかなり難しかったが、内容も結構難しい。

 

名古屋大学自閉症スペクトラム症(ASD)や統合失調症(SC)の発症に関わる可能性がある、脳内ネットワークを推定するAI手法を開発したと発表した。

↓発表の詳細はこちら

https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical_J/research/pdf/Bioinformatics_20190124.pdf

 

AI手法によって何がわかるのかというと、ゲノム変異によって影響する可能性のある脳領域の関係性が判明する。

 

まず、ゲノム変異についてであるが、ASD・SCなどの精神疾患は環境と遺伝要因(ゲノム)が複合的に影響しあう疾患と考えられている。

ところが、発生における生物学的なメカニズムは解明されておらず、今回のAI手法の開発により、メカニズムの解明がなされるのではないかと期待されるのだ。

続きを読む

誰かの口を使って語られるネガティブワードは本人の意見である

今の勤め先に就職したときより、病院長から10数年言われ続けていることがある。

 

精神科医療は斜陽産業だ」

 

精神科バブルが終わり、医療費圧縮のために精神科診療報酬は減算されるであろうという、至極真っ当な意見である。

ところが、その実大幅な減算は無く、精神科クリニックが乱立することとなっている。

そして、ここ数年言われていることは、

 

集団療法は世の中が必要としていない」

 

ということだ。

年末に「集団療法をさせてください」と願い出たばかりであるのに、昨日もこの話題に終始した。

人員体制を整えることも、私の外来診療日を増やすことも真っ向から否定された上での言である。

果たして集団療法を世の中が必要としていないのだろうか。

答えは明確であり、世の中の精神科デイケアなどの実情を見ると決してそうではないことが窺える。

福祉施設だけでは地域支援はカバーできないのである。

 

つまり、「世の中が集団療法を必要としていない」のではなく、「私(=病院長)が集団療法を必要としてない」ということだ。

続きを読む

どうしてわからないんだ!の対処法

人間とはわかってもらいたい生き物である。

わかってもらえないことは、悲しいことであり、腹が立つことでもある。

承認欲求の一部でもあり、他人から認められたいという気持ちの変性と考えて差し支えないだろう。

 

ところが、これが難しく、相手に伝わらないということが往々にして起こる。

 

「これくらい言わないでもわかってくれ」

「どうしてわからないんだよ」

「普通わかるだろう!」

 

といった思考の罠に陥りやすい。

 

では、どうしたら相手に伝わるだろうか。

続きを読む

飲み会は心理的技術の披露の場である

心理的援助で重要なのは、クライエントの心的事実を受け止めることである。

求められる姿勢は傾聴であり、その訴えの奥底にある心を推察していく。

 

ある時、指導者に精神科は芸の世界であるといわれた。

様々な技を用いて芸を行うのであるという。

技は各領域における技術であり、例えば認知行動療法精神分析などがそれにあたる。

芸はその実践の場であり、クライエントとの関りで惜しみなく活用していくということになる。

我々は技を磨き、クライエントをある意味において幸福に導いていかねばならない。

 

心的事実はクライエントがそう感じているという事実であり、客観的事実との齟齬が生じていることは少なくない。

続きを読む