おむえす

脳に栄養を

伝えたいことは正確に

職業人としての生活を続けていると当たり前になってくることがある。

例えば専門用語の使用などは好例である。

看護師であれば「頻回」という言葉をよく使用する。

読んで字のごとく、頻繁な回数のことを頻回というのだが、正しい言葉なのかは疑問である。

調べてみるとWeb辞書には登場しているかつ、文学の中でも使用されているので日本語として正しくないとは言えないが、医療関係者以外には伝わりにくい言葉である。

専門用語を使わなくても、相手に当然伝わるだろうという言葉が伝わらないことが往々にして存在する。

コミュニケーションは共通言語でありながらも、その言葉に内包される意図を正確に伝えることは難しいのである。

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トライアルクイックに夜間訪問

完全無人店舗をどうしても見たかったので、トライアルクイックの夜間時間帯に訪問した。

前回はオープン当日ということもあり、取材陣が多くゆっくりと買い物はできなかった。

数日たったので大丈夫だろうと思い、23時頃到着した。

 

初日に比べると、圧倒的に客数が減っているので一安心。

改めて見ると結構広い。

 

スマートレジ対応のカートが店外で充電されていた。

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この端末の下にバーコードスキャンがついており、カートに入れる際に読み取る仕組みだ。

 

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入店するにはQRコードを読み取らせ、自動ドアが開く仕組みだ。

今回は完全無人時間帯のはずなので、いそいそと準備。

 

自動ドアの横に読み取り機があるので、近づいていくと、

 

 

自動ドアが開いた

 

 

あれ?かざしてないよ。

握りしめたスマホの画面には、寂しくQRコードが光っている。

前回のようなプリペイドカードを案内する店員さんはいない。

入店するとすぐ右手にプリペイド発行の機械が置いてある。

ふむふむなるほどと思っていたが、今になって気づいたのは、入店はQRコードだけで大丈夫なのだろうか。

プリペイドが入店してからでないと発行できないのでは、何かと問題かと思うのだが…

 

スマートカートを持って最初にすることはプリペイドのバーコードを読み込ませることである。

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あとはカートを押しながら商品をスキャンしていく。

普通に手持ちで買い物かごを使っている人もいたので、まだまだ過渡期なのだなと感じる。

 

店員さんいるしね。

 

無人化のために、店内には200台以上のカメラがあるらしい。

見上げるとカメラ。

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何もしていないのに悪いことした気持ちになる。

 

ここで問題発生。

割引のロールちゃん買おうとしたら読み込めない。

 

 何度チャレンジしても反応しないのだ。

周りに店員さんいないので断念。

 

無人化してないからレジで尋ねればいいのだが、それってなんだか無人化に逆らっている気がするので我慢。

 

スマートレジはこんな感じ。

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このゲートを通ると完了。

商品をチェックする店員さんがいるので、一旦止まらなければいけないのだが、無人化になったらどうするのだろう。

このゲートを通ると、決済されレシートが発行されるという仕組みである。

 

完全無人化にはまだまだ遠いのかと思うが、今後も見守っていきたいと思う。

完全無人店舗のQuickに行ってみたこと

親戚に子供が生まれたので、お祝いの帰りに新規オープンしたトライアルカンパニーの「Quick」に行ってみた。

 

トライアルカンパニーは福岡に本社を持つ、ディスカウントスーパーである。

流通向けのIT技術をベースとし発展した企業であり、大型郊外ショッピングセンターを中心とし、国内200店舗以上・国外に6店舗を有する大型小売事業を展開している。

出自がITソフトウェアの開発を伴っていたこともあり、ITの取入れに積極的な企業だ。

www.trial-net.co.jp

 

ITの導入に積極的なこともあり、12月13日に日本初となる完全無人店舗の開業を行った。

完全無人店舗と言えば米Amazonが「AmazonGo」をシアトルにて展開したことが話題となった。

中国でも無人店舗が展開されており、今回の開店は日本の小売りの変換を促すものになるのかという注目される店舗である。

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ミルタザピンにおけるSNRI/SSRIの上乗せ効果は実証されなかったこと

ミルザタピンは2009年に日本で認可された四環抗うつ薬である。

短時間で効果が表れることと、持続性があることが特徴である。

ミルタザピン - Wikipedia

「レメロン」や「リフレックス」という商品名で製造・販売されている。

難治性うつ病に効果が期待でき、SNRIやSSRIと作用機序が異なるため「カルフォルニア・ロケット」という複剤併用による処方がなされることもある。

 

先日イギリスにおいて480名の治療抵抗性うつ病の患者に、SNRI/SSRIの服用にミルタザピンを上乗せした効果に関する研究の報告がなされた。

 

www.bmj.comBMJ 2018; 363:k4218

 

結果は、臨床的な効果が認められないというものであった。

 

作用機序が違うため、ミルタザピンがカルフォルニア・ロケットを行うことで治療の効果が増大するという通説であったのだが、この報告は衝撃的なものであったと言わざるを得ない。

 

今後の難治性うつ病に対する投薬の変化に注目していきたいところである。

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Photo by Thought Catalog on Unsplash

 

神経発達障害群の成長に見る社会生活の障害

神経発達障害群の中で、旧来アスペルガー障害と呼ばれていた疾患がある。

アスペルガー障害はドラマや映画での啓もう及び、KYブームの中で広く知れ渡っているだろう。

社会性の障害としてとらえると理解しやすい。

アスペルガーの心性としては、強いこだわりや場の状況を読めないことなど、他者理解に問題がある。

しかし、これだけで本人が困ることは少ない。

社会集団に属するときに問題が露見する。

社会構成員として生活をすると、他のマジョリティーと馴染めないのである。

結果として、マジョリティーを対象にした業務や協調の世界から迫害を受けやすく、精神症状を惹起したり、社会生活に不適応を起こしたりする。

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いつも心にパラソルを

パラソルと言いつつもアンブレラの話。

 

冬の雨は鬱屈としている。

雪になりそうな予感もする冷えた雨。

どんよりと重く、薄暗い。

 

そんな中、小さな折りたたみ傘を開いて最寄駅から職場へ向かう。

 

目の前には同じように冷たい雨に身を小さくして歩く勤め人達。

 

真っ黒なスーツに真っ黒な雨傘。

同じようなレインブーツに透明のビニール傘。

 

小学生は冬の朝でも楽しそうに傘をさしている。

パステルカラーの傘が上下に踊っている。

 

私の傘を見上げると、少しくたびれてはいるが、水色の小さな折りたたみ傘に、ウサギが遊んでいる。

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復職プログラムの実際

リワーク支援を実施している。

地域の精神科であるため、旧来より復職へ向けての援助は多い。

集団療法を活用しながら、クライエントに合わせた計画を組んでいく。

 

内容は軽作業を中心とし、認知機能への働きかけを目的とした活動内容となる。

ラクゼーションや余暇活動なども挟みながら復職となっていくという具合である。

 

期間はクライエントの状態と、企業の受け入れ態勢によって違うが、短くて2週間であり、最長2年の方もいらっしゃった。

平均すると3か月以内には復職されることが多い。

大々的にアナウンスをしているわけではないので、年間10名ほどの支援となる。

 

支援に乗れる方はしっかり復職される。

一方、リワークプログラムを策定したものの、参加されない方が2割ほど存在する。

簡単な話、このリワーク活動に参加できない方は、予後が悪い。

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