おむえす

脳に栄養を

公認心理士試験を終えて

2018/9/9に第一回公認心理士試験が執り行われた。

更新が止まっていたのはこの学習やらに追われていたのが原因のひとつであったのだが、結果は燦々たるものであった。

 

まず、学習方法が間違っていたと言わざるを得ない。

第一回目の国家試験ということで、基礎を抑えることと、法文の文言を熟知しておくこと、また、現認者講習のテキストやブループリントのキーワードを説明できるようにしておくことが肝要であろうと予測していたのだ。

甚だ残念である。

予測は明後日の方向を向いていたのだ。

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Photo by Samuel Martins on Unsplash

 受験された方はおわかりだろうが、二三歩踏み込んだ学習が求められている。

さらに公認心理士としての視点を問う問題が多く出されたと感じた。

選択肢はハッキリと回答を出しやすいものではなく、最終的に二者択一で迷うような構成ではなかろうか。

この最終関門を突破できるか否かが、事前学習に求められているだろう。

私は力動精神医学のオリエーションのもとで十数年研鑽を積んできたのだが、これがほとんど活かされることがない問題構成であった。

失意の下退室したのだが、周囲の受験者は一様に晴れやかな表情をしている。

他会場でも同様であったのだろうか。

翌日、自己採点をしたのであるが、5割行くことも難しい様だ。

寝込んでしまった。

しかし、努力不足であったことは否めないので、来年に向けて奮起するしかない。

 

公認心理士試験は全154問であり、午前午後77問づつ出題される。

午前問題と午後問題の違いは感じられなかった。

同じような問題を解き続ける感覚だ。

分野に分かれていることもなく、ただひたすら回答していく。

選択肢は4から5つ。

択一問題だけではなく、2つを選ぶ問題もある。

誤答を選ぶものや2つを選ぶ問題については、問題文に下線が引かれているので注意しやすい。

後半は事例問題が続く、解くのに時間を要する方や読むのが苦手な方は時間配分に注意しておこう。

私の解き方を参考にお出ししておくと、一通り解答用紙にて回答をすすめ、見直しと同時にマークシートに記入する。

一巡するのに40分ほどである。

ゆっくり見直しをしても90分以内には記入し終えるのだ。

会場は60分後より退室可能となる。

会場内での昼食は認められている。

会場の気温や環境は私の会場では問題なかった。

ひとつ気になったのは、試験官の説明のたどたどしさであった。

選択肢を「選択網」と読んだり、光学文字読取装置を「光学文字、読取装置」と切ってみたりとやけにひっかかる言い回しであった。

 

以前よりご覧いただいていた皆様は問題なくクリアできたであろうと祈っている。

もし、私のようにつまづいてしまった方は、共に学習を進めていくようお願い申し上げます。