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どうしてわからないんだ!の対処法

人間とはわかってもらいたい生き物である。

わかってもらえないことは、悲しいことであり、腹が立つことでもある。

承認欲求の一部でもあり、他人から認められたいという気持ちの変性と考えて差し支えないだろう。

 

ところが、これが難しく、相手に伝わらないということが往々にして起こる。

 

「これくらい言わないでもわかってくれ」

「どうしてわからないんだよ」

「普通わかるだろう!」

 

といった思考の罠に陥りやすい。

 

では、どうしたら相手に伝わるだろうか。

答えは明白であり、

 

『わかるように伝える』

 

ことなのである。

f:id:psycocoro:20190124094131j:plainPhoto by Anna Vander Stel on Unsplash

 

伝わらないことに腹を立ててしまっては、ずっと伝わらないままである。

まず、相手を「理解できない人間なのだ」と考えよう。

 

「これくらい言わないでもわかってくれ」は、

もちろん言わないからわからないのである。

相手には、察する能力など無いと認識するのである。

実際は、伝える努力ができていなかったり、誰しもわからないであろうことを、伝わるはずだと思い込んでいたりしているのだが、そんな自分はさておいて、相手が無能だと決めつけてよい。

だから、言葉で伝えよう。

 

「どうしてわからないんだよ」に関しては、

言ってもわからない相手なのである。

伝え方の問題があるかもしれないが、一度や二度では伝わらない相手なのだ。

理解力に問題があるのか、しっかり聞いていないのかわからいが、とにかく伝わらない。

何度言ってもわからないので、伝え方を変えよう。

自分がわかるようにではなく、誰でもわかるように易しく丁寧に伝えるのである。

 

「普通わかるだろう!」とあなたが言ってる時点で、あなたは怒っている。

これは明確な苛立ちであり、「どうして…」の上位互換である。

ちなみに、「普通」はあなたの普通であって、世の中の普通ではない。

こういうときは、相手があなたの知る「普通」の人間ではないのだと理解してほしい。

普通ではないのだから、もちろん伝わらないしわからない。

同じく、しっかりと言葉で理解できるまで伝えるのである。

 

わかってもらえないこと、伝わらないことに腹を立て、そのことに執心するのではなく、ササッと伝え方を変えることで、このようなストレスには早めにケリをつけるようにしよう。

 

 

伝え方が9割

伝え方が9割

 

 

 

THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術

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