日田の食堂 味の柳原でもち豚かつ丼を食す
北部九州の中心に位置する大分県日田市。
筑後川を抱き、自然豊かな街は江戸時代に幕府直轄の天領地であったことから、今も天領日田として知られており、街並みは当時の景観を残している。
近くには温泉地も多く、豆田地区は小京都と呼ばれる古都の景観が整備されている。
観光名所も多くあるので、近くにご用事の際は立ち寄って一息つくのにおすすめである。
さて、仕事の関係で日田に行くことになった。
観光がなかなかできないので、業務関係の場合は食事を楽しむことにしている。
食事は安くてうまい、これに尽きる。
ご当地ラーメンを選択することも多いのだが、日中であれば地元の食堂に行きたいところだ。
今回は、「味の柳原」を紹介したい。
近くには柳原食堂という大衆食堂があり、そちらを目指していたはずが、ナビの設定を間違えてこちらにお邪魔した。
柳原食堂はまた次回。
この辺りは柳原さんが多いのかもしれない。
日田駅からほど近い「味の柳原」は豆田町観光のあとにゆっくり食事ができる店である。
駐車場も整備されており、遠方からのドライブにもありがたい。
日田の名物の一つにもち豚がある。
日田のもち豚は「天領もち豚」として流通しており、さっぱりとした脂身にもちもちの食感と甘みのある赤身が特徴だ。
身の色は薄ピンクであっさりしている。
看板メニューは「もち豚丼」。
カツカレーも人気のようだ。
しかし私は「かつ丼」。
定食屋のかつ丼をこよなく愛している。
うどんやのかつ丼も愛しているのだが、この二つは似ているようで違っている。
出汁の効き方や卵のとじ方など、それぞれに特徴がある。
待つこと数分。
この感じ、絶対うまい。
提供していただいた瞬間うまさがわかる系のかつ丼。
たまごのトロトロ感もすごい。
食べてみると、
圧倒的とんかつ
すごい。
しかし「味の柳原」のかつ丼は揚げたて。
断面から肉汁があふれる。
幸福である。
卵とじでもサクサク感が損なわれていない。
きれいな油で揚げてもらっている。
仕事の丁寧さを感じる。
そして多い。
もうとてもお腹いっぱいである。
もち豚がどうこう言う前に、もう全体的においしかった。
豚臭さのようなものは一切なく、甘くジューシーなカツだった。
ぜひ再度食べたい。
でも柳原食堂も行きたい。
ぜひご賞味あれ。