公認心理士学習 1-1-2
雪が積もっている。
寒い、寝たい、日曜だし。
が、公認心理士テキストの全貌を見ているとそうも言ってられないので、少しだけお勉強といこう。
今回は「業務と役割についての概観」
前回の復習もかねて進めていこう。
アセスメントへの基本的な姿勢についてとのこと。
要心理支援者への心理アセスメントは、生物的心理社会モデルの視点とウェルビーイングである。
心理社会モデルが学習基盤になるのだろうか。
公認心理士は生物心理社会的な存在であることが前提である。
つまり、要心理支援者の心理状態を直接的及び間接的に把握することが重要である。
要心理支援者が安全な状態にいるのかを把握せねばならない。
よく言われる、心理査定は凶器ともなりうるという理解は根底に持っておこう。
心理アセスメントはクライエントに対して侵襲的なものであるし、その結果はどう取り扱われるかを十分注意せねばならない。
クライエントが安全な状態になければ、心理アセスメントによって、状態悪化を引き起こしかねない。
また、正しい査定はできないと知っておこう。
そのためには、心理的にも社会的にも心理アセスメントを行って安全な状態であるのかを把握しておくのだ。
誰が誰のために心理アセスメントを行うのかが重要であり、クライエントの利益にならないことをしてはいけない。
これは心理査定の大前提である。
心理アセスメントの修正や調整を柔軟に行い、要心理支援者への複数の立場から効果的であるかどうかを、生物心理社会モデルを軸に検討し続けることが必要である。
心理アセスメントで考慮するのは、テストバッテリーであろう。
なぜその検査を実施するのか、目的と意義をしっかりと理解し、適切な導入を行わねばならない。
しかし、それは状態が変われば検査の必要性が変化し、また、情報が増えたり目的が変われば、別の心理アセスメントを実施しなければいけないのだ。
要心理支援者が「自己理解」を深め、「自己決定」を促進できるようにエンパワメントする。
要支援者の心の健康が保持増進されて、生活の質が向上するよう支援を行う。
前述のことを詳しく言うとこういうことになる。
クライエントが主体となり、自己理解と自己決定ができる。
セルフエスティームとセルフエフィカシーを増進する必要があるのだ。
ここでの視点はエンパワメントだ。
それにより、健康増進とウェルビーイングが実現していくというわけだ。
公認心理士は関係調整を行うことが述べられている。
心の健康を改善するために、関係者に対して協力・関わり方の変容・環境全体の改善が求められる。
精神保健福祉の環境調整との違いは、関係者への援助が業務として明記されている点であろう。
PSWは結構ザックリ進めていく。
関係悪いならば、クライエントが生きやすくするために無理をさせないことが多い。
一方公認心理士は、心の健康を目指して関係者に対しての援助を行わなければならないというわけだ。
公認心理士は、心の健康に関する教育及び情報の提供の場を与えられたら、それに応じることが求められる。
多職種連携の上でこれに当たる。
地域への心理的援助というわけだ。
秘密保持義務について。
ここはかなり重要である。
正当な理由があれば情報共有がなされる。
それは、裁判や司法手続き、非常事態などが想定されている。
もちろん、秘密保持義務は「公認心理士でなくなった後においても、同様とする」のである。
ん。
結構さらっとここ終わっている。
秘密保持は絶対的に必要なものである。
しかし、本人の益になることに対しては情報共有が必要となる。
例えば、心理アセスメントの結果や、カウンセリングや支援で知りえた情報をチームで共有したいことがある。
では、どうしたらいいのか。
本人の同意である。
本人の同意なしに知りえた情報を暴露してはならないのだ。
情報共有の確認と同意を得ることを忘れてはいけない。
それ以外のことは秘密保持義務である。
信用失墜行為の禁止としては、違法行為や法的違反公だけではなく、社会的な信用を失う行為も含まれる。
「公認心理士」は名称の使用制限があり、これは名称独占と考えていいだろう。
資格には名称独占と業務独占がある。
簡単にイメージすると、その資格をもたねばできない業務があるかどうかである。
今回の公認心理士においては業務独占とはならなかったと考えられるため、「公認心理士」という名称を、資格無しに用いられないというわけで、名称独占となる。
はい。
今日はここまで。
テキストで言えば8ページだね。
昨日の内容を深く見ることができたので、新しく覚えることは少ないが、しっかりと意味を理解するようにしておこう。
今日覚えておくこと
心理アセスメントは生物心理社会モデルとウェルビーイング
要心理支援者が安全な状態にいるかを確認する
心理アセスメントの修正や調整を柔軟に行う
要心理支援者が「自己理解」を深め、「自己決定」を促進できるようにエンパワメントする。
要支援者の心の健康が保持増進されて、生活の質が向上するよう支援を行う。
関係者に対しての援助を行い、心の健康を改善する
心の健康の情報及び教育を行う
多職種連携
秘密保持の正当な理由は法的な根拠がある場合と非常事態時