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衆院選2017が難しい③ ~立憲民主党の選挙公約を考えよう~

憲法民主党では公約を「国民との約束」として提示している。

分裂し立ち上げた若い政党であるが、希望の党の失速感から期待の野党となろうとしている感も聴くのだが、いかんせん擁立者が少ないように思える。

民進党と立憲民主党の違いは何か。

希望の党立憲民主党は何なのだろうか。

この辺りの第一野党が居ない中での総選挙と言うのは自民党のうまさなのだろうか。

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 ①生活の現場から暮らしを立て直します

将来的な国民負担を議論することは必要ですが、直ちに、消費税率10%へ引き上げることはできません。

何だか盛りだくさんな内容となっており、ひとまとめにすると社会保障の充実である。雇用と家計負担を減らすのが目的であり、賃金引上げや自己負担の軽減、授業料の無償か・減免と税の再分配が挙げられている。注目すべきは、雇用増に対する企業への支援をうたっているところであろう。もちろん消費税増税に対しては反対している。折衷派の印象が強く、具体的に何をしていくかはまだ煮詰まっていないように思われる。

 

②一日も早く原発ゼロへ

具体的なロードマップを示す原発ゼロ基本法を策定し、1日も早く原発ゼロを実現します。

原発ゼロ基本法の策定を掲げており、具体化していくと明記している。自治体への対策と処理のロードマップを示すというわけだ。代替エネルギーは技術開発が求めれるとのことであるが、原発ゼロが果たして国民の真意であるのか、被害を最小限に抑える原発施設の検討が必要なのかは考えどころである。

 

③個人の権利を尊重し、ともに支え合う社会を実現します

個性や独創性を活かした社会モデルへと移行しなければなりません。

ここは多様性への対応が述べられている。昨日勉強した「ダイバーシティ」である。おもしろい点としてはカジノ解禁反対である。「自殺に追い込まれることのない社会の実現」という具体性のない内容に比して、カジノ解禁はボリュームが多い。また、この約束の内容は多様性を認めるという事であったが、カジノは認められないようだ。

 

④徹底して行政の情報を公開します

適切なルールにもとづいて情報を公開し、オープンでクリーンな政治を実現します。

適切なルール。なんだろう。政治と金の問題はよく取りざたされている。しかし、金が回れば経済が回る。そこに不公平感を感じるのは恩恵を受けられないと思うからである。まあ、それはさておき、行政の透明化は国民に問うても、結果だけ見ているのでよくわからない。隠されていることすら知らないのだから。気に入った点は「可視化」という言葉を使っているところである。「見える化」という表現にウンザリしてたのでわかりやすく感じてしまう。しかし、議員が敵だという感覚を持ってしまう約束に感じるのはなぜだろうか。

 

立憲主義を回復させます

ここは立憲民主党の肝いりではないだろうか。そもそも立憲民主党が誕生したことは、改憲に対する合意が取れなかったからである。憲法9条の改悪に反対している。専守防衛に努めるというわけである。その上で安全保障を述べているのだが、外交に対してはどうするのであろうか。守られたいが自衛は最小限と言うわけなのだ。対外的な強さに疑問は残るところである。

 

 

 

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