手術でござい
入院生活二日目。
同室の患者さんはとにかくよく喋る。
6人部屋なのだが、皆さん高齢で仲が良い。
周りは消化器科なのだが、ベッドの関係なのか私だけ整形外科なのである。
病棟も消化器病棟なので、何かと勝手が違う。
病棟ごとにこれほど違うのかと驚いてしまう。
整形は水道を使える人が少なく、清拭用のタオルを頻繁に配っていた。
消化器は食事に問題がある方が多く、配食である。
該当疾患の病棟でないと少々不便さを感じてしまう。
大きな不具合があるわけではないのだが、なんかちょっと疎外感。
本日昼には手術室に入る。
自分の骨を切り離し、人工関節に変える。
他害によるものではあるが、自業自得である。
両親から頂いた体を壊し、今後も障害を抱えることとなった。
心中穏やかではいられない。
なんとか骨がつながるようにと、リハビリを続けた三か月であった。
もしかすると、リハビリが悪かったのかもしれない。
そもそも、整復した時点で骨は死んでいたのかもしれない。
悔やんでも悔やみきれない。
愚かだった。
ただただそう感じる。
また、痛みに耐え、リハビリの毎日が始まる。
サイボーグ私。
新しく生まれ変わろう。