自己覚知が知覚でメタ認知?
実習生を指導していると、「自己覚知」という言葉が思い起こされる。
精神保健福祉士では自己覚知として学習したが、他領域では「自己知覚」であったりする。
もうすこし狭義にすると「メタ認知」であろうか。
あまりに自己覚知言い過ぎで、ゲシュタルト崩壊しかける。
と思って調べていたら、「自己覚知」と「自己知覚」は別物であるらしい。
いいね。さらに混乱するわ。
覚知から言葉の意味を考えてみよう。
辞書的定義では、覚知とは悟り知ることである。
自己覚知は福祉分野における専門用語のようなものであるという。
調べると混乱というか、自己覚知という用語の定義が拡散していくので、以下は私的自己覚知としてご覧いただきたい。
自己覚知とは
自分自身を悟り知ることである。
いわばアイデンティティの基礎となるようなものであり、私が何者であるのかから始まり、どのような人間であるのかという自己分析に辿り着くものと考えられる。
自己覚知の重要性
バイスティックはケースワークの7原則の一つに「統制された情緒的関与」を挙げている。
クライエントの心を理解し、自身の心を理解することで適切な援助を行うのである。
これこそ自己覚知が活かされる場面である。
自己覚知に向けて
何かしらの言動には、常に誘因や原因がある。
セルフモニタリングを通して、自分の意識の根底にあるものが何かを観察する必要がある。
この繰り返しが、自己覚知を深めることとなるのである。