夫婦別姓で何が困るのか
旧姓にこだわりがあるのであれば、婚姻による改姓に関して見直す必要があるであろう。
家族という単位を考えるときに、家族内で姓が違うと違和感を覚えるのは、我々が日本人だからである。
数十年共にした姓を変えてまで婚姻せねばならない。
男女ともにであるが、この件に関しては女性が多くの場合改姓することとなる。
それはまるで、いままでの家族を捨てるような気持であるという。
もちろん、喜びと共にパートナーと同じ姓を名乗るという方も多い。
しかし、一程度苦痛と覚悟を伴うのである。
同姓が望ましいのは、家督と墓という二つの因習である。
法的には婚姻関係があるのだから、姓の選択は自由でいいのではないだろうか。
原家族と共に眠りにつくことは、それほど忌まわしい事なのであろうか。
制度が変わると管理が煩雑化する。
しかし、マイナンバーによるID化を図ったのであれば、その管理も容易ではないのだろうか。
コロコロと姓を変えることには反対であるが、夫婦別姓についてはそれぞれの選択がなされていいのではないかと思う。
