衆院選2017が難しい① ~自由民主党の選挙公約を考えよう~
いよいよ衆院選が迫ってきた。
混迷を極める今回の選挙。
どの党を選んでいいか難しい。
先日選挙公報が届いたのだが、政策を見てもピンとこなかったのが正直な感想である。
今回の選挙はわからない。
何がわからないかというと、どの政党が何を言っているのかわからないのだ。
読者の皆さんもそのような思いがあるのではないだろうか。
不祥事が続いたため、信任を問うという形で解散したと記憶している。
さらに消費税増にも関連し、国民の意思を問いたいのだと耳にした。
しかし、公約を見る限り反対意見以外増税に触れている公約は無いように見える。
と言うわけで、細かく政策内容を見てみたいと感じた。
メモ的なものだが、皆さんが政治に関心を持つ一助になればよいと思い記すことにする。
なお、選挙公約のみに焦点を絞るため、背景や真意については言及できないので悪しからず。
自由民主党の選挙公約
2017年 衆院選特設サイト|「この国を、守り抜く。」自由民主党
選挙公報には書いていないが、安倍総裁は
「2019年10月から10%へ引き上げる予定の消費税の安定財源を活用し、従来からお約束していた年金、介護の充実に加え、子育て世代の暮らしを守り、そして子供たちの未来を切り拓くため、投資を大胆に進めます。」
と述べている。(総裁挨拶より)
続きを読む退院後一ヶ月の様子
術後一ヶ月を迎えた。
私の左ひじはチタン合金の人工橈骨頭が入っている。
術前までは何とか整復を目指し、自己骨で頑張っていたのだが接がることはなく、溶けていった。
創部は皮膚に戻り、生々しい傷跡を残している。
術後の経過は、前回よりも痛みが少ない。
しかし、可動域の制限は強い。
腕が伸びないのである。
もちろん曲がらないし、肩を触ることはできない。
それでも前回は髪すら触れなかった状況を考えるとマシな方と言えるのだろう。
七割
それが、医師の告げた回復割合である。
五体のうち一肢は七割になる。
全体の6%は失われた機能だ。
今後は94%の身体を目指してリハビリを行っている。
まだ半分も戻っていないので、あと二割をリハビリしているというわけだ。
それでも仕事はせねばならない。
生きるために必死に働く。
おもしろおかしくなんてとてもじゃない。
ジッと耐え、もがき苦しみながら進むしかない。
日々の変化に目を向けられなくなりそうになる。
変化を感じられなくなる時、人は容易に抑うつ感を持つ。
何も変わらない毎日何て起こり得ない。
変化を感じないように心がしようとしているだけなのだ。
今日の首都圏は冬の気候である。
週末には内容の見えづらい総選挙が控えている。
今日会うクライエントさんは、前回から数日間の変化があるはずだ。
通勤中に見る景色、通り過ぎる物や者、街の音、全てが今日のものだ。
心を閉ざさず、顔を上げ、もがき苦しみながらも進んでいく。
そうして人生の荒波を乗り越えていこう。
格致日新を心に
格物致知。
物事の本質や真理を探究し極めていくことである。
「格致」はその略であり、「日新」は日々新たにという意味である。
「格致日新」とは、日々新たに物事の本質や真理を探究し、常に極みを目指し向上するものである。
しかし、出典元があやふやであり、どこから派生した言葉なのか不明である。
いつ耳にした言葉なのかも覚えていないのだが、心にしみている。
精神科での日々は格致日新である。
正解を追い求めながら、それが正解であったかどうかもわからないのだ。
福祉分野においてはエンパワメントが重視される。
本人の能力を活用し、力を持って行動できるようにするための援助だ。
個別化の原則にのっとり、目の前のクライエントに対してオリジナルの支援を展開する。
対人援助職の醍醐味でもあり、難しいところでもある。
先日のBさんの例ではうまく行ったことと、
A子とでは支援が違う。
もちろん、BさんとA子では疾患自体が違うのだが、例えばBさんと同じ統合失調症のCさんでは別の支援を行っている。
Cさんは30代の男性であり、発症は20代後半。
上京しIT関連の企業でSEに就いていた。
チームを組んでプログラミングをしていたのだが、不眠が続き、幻聴が出現した。
業務中でありながら、後ろを通る人から罵詈雑言を浴びせられるのだ。
ここで注意しておきたいのだが、果たしてそれが幻聴であったかどうか知るすべはない。
我々は、常識と照らし合わせて幻聴である可能性が高いと判断しているのだ。
もっとも、了解不能な内容(たとえば宇宙人からの妨害を受けているなど)であれば明らかに幻覚と認める。
Cさんは数カ月耐えたが、街中でも会社の人間から後をつけられるようになり、転職した。
しかし、自分の噂が転職先の会社にも伝わっており、仕事にならなかったという。
私がCさんと出会ったのは、ロールシャッハテストであった。
迫害感が強く、現実離れした内容であり、反応に乏しかったため統合失調症を主治医に提言した。
カウンセリングを行いながら集団療法を導入した。
集団療法において徐々に対人交流を取り戻して行ったが、カウンセリングは無断欠席が続き中止となった。
こちらの提示する就労復帰プログラムは拒否し、民間の就労以降支援事業所を利用し始めた。
多くの就労以降支援事業所では、医療福祉系の資格を持たない人がスタッフとして働いている。
医療連携を行うのだが、ベースが違うので困難である。
一般的なキャリアサポートが展開され、利用期限の二年を通所し一般就労を行った。
そしてCさんは断薬し再発した。
入院後、再び集団療法の場へと戻ってきた。
同じことの繰り返しを防ぐため、障害者雇用枠での就労サポートを行ったのだが、本人の能力に見合う就労先がマッチングできなかった。
希望が叶う企業では、面接に進むことができなかった。
精神障害だからである。
Cさんは就職活動疲れを乗り越えながら、障害をオープンにし一般職として就労することができた。
今回は服薬の継続を約束することができた。
服薬さえしていれば、誰からも統合失調症であるとは見えないのがCさんの特徴でもあったのだ。
格致日新。
1人ひとりにそれぞれの支援の仕方がある。
人生は人の数だけあるので、当然であろう。
本人の望む生活を実現することが我々の使命なのだ。
格致日新を心に、今日もクライエントの支援にあたる。
統合失調症患者への就労支援とカウンセリング
職場復帰を果たした日のカウンセリングで一ヶ月ぶりのクライエント(Bさん)と面談した。
Bさんは20代の統合失調症罹患者である。
症状は安定しており、症状に悩まされることは少ない。
集団療法が功を奏し、症状の軽減と社会復帰を実現した。
Bさんは高校在学中に発症し、高校を中退せざるを得なかった。
孤独感がBさんの発症の契機であったと推測する。
高校一年生の時には友人がいたのだが、進級すると話す相手がおらず孤立化した。
周囲と合わないと感じ始め、次第に自身の言動に注目するようになり、被害感情が芽生え始めた。
いわゆる中心化が起こったのである。
明らかな陽性症状は認められなかったが、妄想により通学できなくなり中退したのである。
父親に連れられて受診した時には、20歳を越していた。
主訴は「仕事ができない」ことであった。
まずは発達障害を疑い、知能検査を実施した。
結果は自閉症スペクトラムの問題は無く、平均知能のやや下くらいであった。
内向的な様子が伺えたので、ロールシャッハテストを行った。
ロールシャッハテストでは精神病を疑うサインが散見された。
その後のカウンセリングと病歴を聴取していくと、発症が穏やかに起こっている状態と判断できた。
アルバイトは継続したまま集団療法を開始した。
同時並行にしたことが彼の処理能力を越えてしまったのか、症状について語ることができるラポールが形成されたのか、身体の違和感を訴えるようになった。
妄想的な思考パターンも確認されたため、認知行動療法を行いつつ治療を行った。
集団療法を開始して一年半、妄想的な感覚は残っているものの身体の違和感が消失し、就労支援へと援助方針を再契約した。
就職活動は3ヶ月。
障害者手帳(3級)を取得し、障碍者雇用枠での就労を目指した。
障害者の求人で精神障害の就職率は高くない。
数か所の企業では、精神障害の雇用実績がないためと面接に進むこともできなかった。
地域の就労支援センター(地域活動支援センター)を併用し、ジョブコーチとコーディネーターのサポートを使うことにした。
三ヶ月目、短時間のアルバイトが決定した。
カウンセリングでは就労後のフォローアップを行っている。
仕事上の悩みや、人生設計など現実的な問題に取り組んでいる。
前回の話題は仕事の時間を増やしたいということであった。
職場からは資格を取得し時給アップをすすめられていた。
職場の上司の理解があり、相談できる風土であったために、上司に相談をすることとした。
そして今回、回答を持参された。
「時間を増やすなら、やる気を見せること」
それが上司からの返事であった。
本人はそこで主張が出来ず、提案を取り下げたとのことであった。
まずは、本人の希望を聴く。
すると、時間を増やすことにより勉強の時間が減るのは不安であるとのこと。
時間を増やす理由は、空き時間が多いからとのことであったが今回はどう捉えているのか確認する。
具体的に給与の話をされたことにより、目的は給与増に変化していた。
本人の意思を確認したところで、具体的な給与の計算を行った。
職場からの条件では、資格取得後は時間も少し延長し時給の微増を約束されている。
資格試験が年末にあるとのことであったため、まずは資格に集中することをすすめた。
本人は納得し、まずは資格のために現状のまま勉強するということを決めた。
統合失調症患者へのカウンセリングは、月並みな言葉ではあるが「伴走者」となることである。
クライエントのペースを見ながらアドバイスを行う。
本人の希望を最大限考慮し実現する。
隠されたニーズがなんであるのかを見極める。
そうすることで、本人の自己決定が促される。
自己決定のための情報の提示は必須だ。
Bさんがこれからも望む人生を送ってくれることが我々の願いなのである。
Zaifトークン高騰
興奮するわ pic.twitter.com/n3oolICGp7
— おむれつ (@omuesu) 2017年9月20日
じっと見つめながら、昼に下げるのを見越して投資分の利確をおこなったのだが、予想以上に底が熱い。
プレセールの仕込みだけではないのではないだろうか。
しかし、一方で上も抜けきらず天井も硬い。
どっちに転ぶのか、私の判断ではわからない。
ZaifトークンもJPYも保持している状況なので安心してみていられるのだが、COMSAに期待している身としては、Zaifの保有量を上げたい。
と考えると、Zaifトークンを確保したい人の下支えで相場の増減が0.2程度に落ち着いているのかもしれない。
精神衛生上よくないが、一日中チャートを眺めていたい気持ちになる。
眠れなくなりそうなので、0時には必ず就寝しようと思う。
明日の予想。
非常に難しい。
利確を刺している人は多いだろうが、
ってとこまで打ってたらサーバーが怪しい挙動。
ワクワクしてきたぞ。
ナースの資質
入院10日目。
痛みはかなり落ち着いてきたので、今日退院できるだろう。
というか、昼までに職場に行かなければいけない状況である。
退院できなければ強行外出である。
担当してくれている看護師が、とても能力が高い。
能力といっても、看護技術ではない。
一つ一つの対応能力である。
精神科で重要なのは、場面においてどのような発言をするかである。
言動全てには意味があり、それを解釈し、何と返していくのかである。
正解はなく、マニュアルのない世界で、目の前のクライエントに合わせて探求していく世界である。
「眠れない」と訴えるクライエントの背景は何であろうか。
痛みがあるのか、興奮しているのか、寂しいのか、不安があるのか、生活リズムの問題なのか、など枚挙にいとまがない。
担当の看護師は、この部分がうまいのか、天性のものなのか、心がホッとする一言を出してくれる。
10日間で十数人の看護師と会った。
静かに過ごしているのだが、印象に残るのは彼女だけである。
何かを頼むとき、バイタルチェックの時、予定の確認。
いつでも誰にでも優しく、よい対応をしている。
診療科が違うが、ぜひ同僚として欲しい人材である。
欠点は少々色気が強いことだろう。